モバイルのエンゲージメントとマネタイズのサービスを提供するタップジョイの新しいレポートによると、リワード広告にコンバージョンするアプリユーザーは、広告にコンバージョンしないユーザーよりも4.5倍アプリ内課金をする傾向にあると述べています。
「リワード広告を利用したユーザーは利用していないユーザーと比べると326%多くアプリ内課金をしています。動画リワード広告は飛躍的に伸びています」とTapjoyのCROのShannon JessupはシアトルのCasual Connectというイベントで行われたGameBeat社とのインタビューで答えました。
オプト・イン型広告として知られているリワード広告は、動画広告の視聴やその他の広告コンテンツにエンゲージすると、アプリ内の仮想通貨もしくは有料コンテンツのアンロックをできる広告です。
DAUを多く抱えている8つのアプリの詳細な分析では、7つのアプリでリワード広告を利用したユーザーと利用していないユーザーを比べてアプリ内課金率が顕著に高く見受けられていることをタップジョイは発見しました。
平均的な改善は4.5倍でしたが、2つのアプリにおいては少なくとも9倍も改善されました。つまり、リワード広告を利用したユーザーは利用していないユーザーよりも9倍高い確率でアプリ内課金をするということを意味しています。
またこのレポートではまずユーザーがリワード広告を利用するとアプリ内でより課金をすると述べています。今回のケース対象となった8つのアプリにおいても、ユーザーがリワード広告を利用した後からアプリ内課金が平均326%も顕著に伸びた結果があります。また8つのアプリでのユーザーの課金率は200%弱から500%超えという結果がみられます。
「アプリベデロッパーによっては、リワード広告経由でアプリ内仮想通貨を獲得できるオプションをユーザーに与えると、ユーザーが課金する可能性を減らしてしまうのではと懸念していらっしゃいますが、懸念を払拭できるデータが出ています」とJessupは述べています。
リワード広告はユーザーエンゲージメントに対してポジティブな影響を与えているデータがレポートにでています。今回のケース対象である8つのアプリ、すべてにおいて1件でもリワード広告を利用したユーザーは平均34%の改善がユーザーごとのデイリーセッションに見受けられます。