AppsFlyer: Tapjoy CEOがプログラマティック広告におけるトランスペアレンシーを追求する

A View From Above: Conversations with CEOs

広告のトラッキングツールを提供するAppsFlyer社のブログにて、Tapjoyの取り組みについてご紹介頂いた記事を日本語にしました。英語での原文はこちらをご確認ください。

A View From Above: 今回のCEO対談ブログシリーズは、モバイルのエンゲージメントとマネタイズのリーディングカンパニーであるTapjoyのCEOであるSteve Wodsworth氏です。Tapjoyは、リワード広告のパイオニアであり、現在も動画リワード広告の市場を牽引しています。米国を本拠地としている同社は、2017年度第二四半期の終わりに広告プラットフォームのリーチ数が6億台になったと発表しました。

Steveは革新中のモバイル動画広告の枠と、今後のプログラマティックの課題、Tapjoyのアドフラウドへの対策、そして動画リワード広告の今後の役割について話しました。

AppsFlyer: 今後の御社の動画広告について教えてください。どのようにイノベーションを続けていく予定ですか?

Steve Wadsworth: 今後のプランは、高いエンゲージメントと良い結果をアプリパブリッシャー、広告主、アプリユーザーすべてにもたらし続けることで、動画広告市場で顕著な成長を続けることです。成長を続けるには継続的なイノベーションが必要不可欠です。そしてこのイノベーションの契機は、どのように、いつ、どこで動画広告が配信されているかという点にあります。私たちは、機械学習やAI、ターゲティング、タイミング、そして関連性で最適化しながら、アプリ内の状況に応じてプロモーション対象となるユーザーに広告を配信しています。また、私たちは様々なクリエイティブ制作も行っています。動画視聴後に表示される弊社独自のインタラクティブエンドカードは、アプリのインストール、映画のチケットの購入など、広告主がユーザーに訴求したい特定のアクションを設定できるようになっています。私たちは広告主、アプリパブリッシャー、ユーザーのニーズに耳を傾けながら成長し、クリエイティブの制作、ターゲティングとパフォーマンスを改善して、エンゲージメント、インパクト、価値を高める動画広告体験を進化させ続けます。

Q: どのような広告主が動画広告を活用していますか?なぜですか?

A: 動画広告を1番使っているのは、ゲームパブリッシャーです。彼らは良質な新規のゲームユーザーを獲得していくためのツールと、そのツールを提供しているアプリ内動画広告事業者を探すことに精通している広告主です。なぜなら、広告手法とユーザーがマッチしていれば、ROIは良くなるからです。その他、映画会社のようなエンタテインメント系の広告主は、動画広告を活用して彼らのメッセージを広めること、またユーザーをエンゲージさせるためにスマホ動画広告に頼るケースが増えてきています。エンタテインメント系企業は正しいターゲットに広告配信することが、ユーザーの行動に影響を与えるキーポイントだということを理解しており、アプリ内動画広告は、適切なタイミングでスマホ画面に集中している、適切なユーザーに対してメッセージを届けることができるということに気付いたのです。アプリ内動画広告への出稿で成功しているエンタメ以外のカテゴリの広告主もいます。アプリ内動画広告は、ビューアビリティ、アドフラウド、アドブロック、ブランドセーフティの点において、ブランド広告主が懸念しているすべての問題に対応できています、アプリ内動画リワード広告は、ユーザー任意でクリック再生される広告であり、そのため、適切な環境でユーザーが広告に完全にエンゲージすることが保証できています。

Q: ゲームアプリのプロモーションにおいて、Tapjoyへ広告出稿する方法で1番オススメな方法は何ですか?

A. ゲームアプリにとって新規のユーザーを獲得する方法の中で今1番よい方法は、アプリ内の動画広告です。動画は、これまでのバナー型の静止画広告やテキスト広告より、アプリがどのようなものかをユーザーへわかりやすく説明することができます。そのため、ユーザーがアプリをダウンロードする時には既にゲームでどんな体験ができるかよく理解できるため、より質と関心の高いユーザーの獲得ができます。また、動画広告配信直後に自然と次の行動を促せるようゲームマーケターと協力し、ユーザーは広告ユニット内で直接ゲームアプリをダウンロードすることができます。

Q: 現在力を入れているKPIは?

A:  企業の観点からみると、私たちは常に成長を見ているため、重要なKPIの1つは広告プロダクトでリーチできるデイリーのユニーク・ユーザー数です。2017年度第二四半期には、その数は45%も増え、大幅に増加しました。また、アプリパブリッシャーのマネタイズによる収益率や広告のコンバージョン率も1つの指標としてみています。私たちのゴールは、パブリッシャーと広告主のために私たちのプロダクトを洗練されたデータサイエンスを使って最大化することです。そして現状は、多くの利益を彼らに生み出せていると言えるでしょう。

Q: Tapjoyはどのように不正対策を行っていますか? 広告主からどのように信頼されていますか?

A: 私たちは不正の特定・防止、そして不正を私たちのシステムから除外することを専門とした不正対策のスペシャリストチームを抱えています。さらに、私たちのプラットフォームは機械学習を使ってアドフラウドを撲滅する独自のテクノロジーをたくさん持っています。私たちは最近、パフォーマンスを検証し、広告主が安心して出稿できるようにするため、アナリティクスおよび測定業界のトップ企業であるMOATと提携しました。

2017年度の上半期に、私たちのアプリ内動画広告は、ビューアビリティ98%で視聴完了率80%と、高いAVOC率(視聴完了に対してオーディブルでビューアブルな率: rates of audibility and viewability on completion)を提供することで、モバイル業界のベンチマークをいい意味で壊しました。また、第三者広告トラッキングツールと緊密に連携し、Tapjoyが第三者広告トラッキングツール側で確認できている数値と一致していることを確認し、さらに彼らからのデータと見解を使い可能な限りアドフラウドが起こらないよう努力しています。パートナー企業や第三者機関よりTapjoyが不正行為を排除することに非常に優れていると評価頂き、誇りに思っています。

Q: プログラマティックにおける今年の課題は何ですか?この分野でどんな変化が予測されますか?

A: プログラマティック広告で直面している最大の課題は、おそらく広告のトランスペアレンシーだと思います。この問題は、価格や手数料、広告測定、ビューアビリティ、広告表示面、消費者のエンゲージメント、そしてブランドセーフティについて広告がどのように確認できるかです。トランスペアレンシーを求めている業界団体(TAG, Trustworthy Accountaility Groupなど)がありますが、その動きはトランスペアレンシーを要求している主要なブランドと代理店によって先導されています。Rubicon Projectと協力してよりトランスペアレンシーの高い方向へ導いていることを非常に誇りに感じており、業界は間違いなく正しい方向へ進んでいると考えています。

Q: リワード広告はどのように進化しましたか? また、広告の評価が、バリュー、エンゲージメント、リテンションに重きが変化したした今、2017年のリワード広告の役割を教えてください。

A: VODサービスの会員登録やアプリインストールの広告を出稿している広告主が高いROIを出していること、また、主要なブランド広告主や代理店もリワード広告が質がよく高い価値をもたらすことができることに気づいたことで、リワード広告への出稿量は2017年に大幅に増えました。Tapjoyはリワード広告のビジネスモデルを10年以上前に世の中に発表し、パイオイアとして業界をけん引してきました。

今日、私たちはその成功と専門知識を取り入れ、動画リワード広告の取り組みを推し進め、進化させてきました。ユーザーはプレロール動画などの広告より4倍動画リワード広告を好み、さらにはエンゲージを深め、広告主のブランドに対する親和性を高めることができます。これらの理由などから、リワード広告は2017年、これまで以上にデジタル広告の中で多くの予算が割かれるようになってきています。バリュー、エンゲージメント、リテンションに焦点を当て続けると動画リワード広告はますます普及していきます。なぜならば、ユーザーが自ら視聴を選択するオプトイン型広告であり、ユーザーと深くエンゲージでき、測定可能な結果をもたらすためです。

Q: Tapjoyの最新機能について教えてください。競合と比較してどのような利点がありますか?

A: 私たちは、モバイルでの広告体験をよりエンゲージングに、より自然に、もっと重要に、そしてもっと楽しいものにする方法を常に考えています。広告をシンプルにするだけでなく、もっと楽しくエキサイティングなものにすることで広告へのエンゲージを一貫したアプリ体験にすることを目指しています。私たちの機能の多くは、この全てを念頭に置いて設計されています。たとえば、広告の表示方法をアプリの内容に沿わせることで、ユーザーがブランドにもっと直接的に関わる方法を生み出したり、ユーザーを様々な軸でグループに分けて広告を表示させることでエンゲージメントを最大限に引き出せるようにするツールをアプリパブリッシャーに提供したりしています。広告ユニットを常に効率的にまわしていくようなイメージです。

Q: 昨年最大の課題は何でしたか? どのように克服しましたか?

A: どのテクノロジーカンパニーであっても最大の課題は、常に競争の先に居続けること、また進化の早い業界で、競合よりも1歩先にいることでしょう。人工知能、機械学習、プログラマティック広告などの分野において、開発ペースを考えると、当社のプロダクトのロードマップは少なくとも6-12ヶ月先を見据えていることが非常に重要です。しかし、業界が急速に進化しているため、遠くを見据えて未来を予測するのがとても難しいです。そのバランスをとることはとても面白いです。

また、とても優秀な人材を雇い、彼らが成功するために必要なツールとリソースを提供することが革新し続けるための最善の方法であることを見つけました。幸い、Tapjoyは広告とテクノロジーの両方において、業界で最高の人材を持っています。

Q: モバイルアプリ業界では今後どのようなテクノロジーが期待されていますか?

A: AIや機械学習が成長し、多くの影響を与える余地がまだあります。それほど遠くない未来に、機械学習がさらに進歩し、より多くの使い道が広がっていくと私は考えています。それ以外にも、様々な広告フォーマットをユーザーが見て、消費者が広告内ですぐにその商品について詳しく見ることができるようになるだろうと期待しています。プレイアブル広告のように、消費者が広告の中でゲームをプレイできるようになり、ゲームやアプリだけでなく様々なプロダクトやサービスを提供できるようになると考えています。

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