モバイルアプリ市場調査:2022年に開発者が把握しておくべきこと

mobile app market research

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成功するモバイルアプリの開発は、アートでありサイエンスです。ただしサイエンスの一部には、そのアプリが単純に自分のアプリがどこに位置するかを理解することが含まれます。現在の状況では、パブリッシャーは毎月何万件ものアプリをリリースしています。しかし、生き残り、成長し、成功するアプリはわずか10%にとどまります。モバイルアプリに関する市場調査を活用すれば、開発者はユーザーのニーズを満たして、リリースの初日から適切なユーザーエンゲージメントを得られる製品を、よりよく作ることができます。

モバイルアプリ市場調査によりターゲットオーディエンスを特定する

モバイルアプリ市場調査の最も重要な要素は、事業戦略は言うまでもなく、誰をターゲットにした製品なのかを理解することです。モバイルゲーム、ホテルの予約アプリ、フィナンシャルプランニングのソフトウェアなどいずれを作る場合でも、コアのオーディエンスの定義により、彼らのニーズを満たすためにはどう調整するかが分かるようになります。こうしたインサイトからは、時間をかけて多くのユーザーを獲得しやすくするためのマーケティング戦略についても活用することができます。

アプリ向けの市場調査の多くは、このオーディエンスに関する詳細を把握することから始まります。情報は、第三者の報告書、またはファーストパーティデータやアプリのアクティビティから得られることもあります。どのような状況においても、開発者は出発点として以下が必要です:

  • デモグラフィック:年齢、人種、性別、民族性、婚姻状況などの個人的な詳細情報。これらの情報はプライバシー保護するために匿名化され集約されるようになっています
  • 教育および/またはキャリア:理想的なユーザーは学生ですか、大学院生ですか、または社会人ですか? この質問の答えがあると、ターゲットのライフスタイルや目の前の優先事項など、あらゆることについて明らかにできます。
  • 収入と支出の傾向:支出金額が限られているユーザーは、広告マネタイズしているアプリや無料のアプリを好むかもしれません。一方で、高収入のユーザーはアプリ内購入や、プレミアムメンバーシップのサブスクリプションに対し、より前向きである可能性があります。
  • アプリ内の行動:ターゲットオーディエンスは、アプリをどの程度の時間利用しますか? 彼らは、動画コンテンツの視聴をするのか、インターネットの閲覧をするのか、それともモバイルゲームをすることするのか? このような詳細から、ユーザーが最終的にどのようにアプリに関与するのかについて貴重なインサイトを得ることができます。

十分な情報(特に集約したファーストパーティソースからの情報)を収集したら、調査結果を要約したペルソナを作ることが有益です。ペルソナとは理想的な顧客の架空のプロフィールであり、アプリを利用している人物をイメージして開発の焦点を絞ることができます。ペルソナが特に役立つのは、複数のターゲット層が存在し、それらを差別化する必要のある場合に特に有効です。

競合他社とそのアプリを分析する

自社のアプリのアイデアが非常に革新的でない限り、それと似たアプリを開発している開発者が他にもいる可能性は高いでしょう。ほとんどの場合、同じ市場を狙っている競合他社が存在し、中には既にオーディエンスを確立している企業もあるでしょう。このような理由から、モバイルアプリ調査の次のステップは競合分析になります。競合の強み、弱み、ビジネスモデル、その他の要因を理解することです。

アプリ設計に関するリサーチの目的は競合他社のテクニックを模倣することではありません。そうではなく、競合他社の戦略で未開拓の機会を模索することです。競合他社が見過ごしているオーディエンス層が存在しているかもしれません。また、追求されていないアプリの機能があるかもしれません。あるいは、彼らのマーケティング戦略に見落としがあるかもしれません。このようなギャップを特定することにより、自社のアプリでそれらに対応することができます。そうすると自社のアプリでの経験を好むユーザーが乗り換えてくれる可能性があります。

一方で、自社のアプリが本当に他にはない初めてのものであれば、競合調査によってその理由が明らかになるかもしれません。例えば、自社の独自のアイデアを他の開発者も追及したとしても、実行にあたって何か過ちがあったのかもしれません。 技術的または法規上考慮すべき事項があり、コンセプトが成功に至らなかったのでしょうか? 競合する開発者がつまずいた理由を把握すると、その間違いを避けることができる可能性があります。

SWOT分析を実施する

チームとして成功するアプリを発売したいのであれば、開発を通してそのアプリを正直かつ批判的な視点で見る必要があります。モバイルアプリの市場調査をまとめる場合、アプリのSWOT分析を行うことも優れた手法の1つです。SWOTとは「Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)」の頭字語で、学んだことから実行可能なインサイトを引き出すことに役立ちます。

SWOT分析を実施するには、それぞれの要因において自社のアプリがどの程度対応しているかを各カテゴリーのリストを作成し要約します。完了したリストは、アプリの現状と先に進むためにどこが変更可能かについてハイレベルの概要を示してくれるはずです。

  • Strength(強み):自社のアプリが競合よりも抜きんでるような具体的なメリットに重点的に取り組みます。よくできている機能、戦略的優位性、効果的な収益化テクニック、その他の詳細を強調しましょう。
  • Weakness(弱み):次に、自社のアプリに欠けているものを見ます。おそらく特定の機能が欠けていたり、重要なコンバージョンイベントに顧客を誘導できていなかったりするかもしれません。
  • Opportunities(機会):このセクションでは、自社のアプリが成長できそうなエリアを取り上げます。自社のアプリに追加開発を加えることで埋められる市場のギャップについて考えます。今後のイベントや、計画しているアップデートを見てひらめきを得ます。
  • Threats(脅威):最後に、自社のアプリを弱体化させかねない問題に目を向けます。競争激化、休眠・アンインストール率、その他の要因です。

オーディエンスに近づく

オーディエンスに関する市場調査を得る最善の方法は、そのオーディエンスに詳細を尋ねるという単純な手法です。調査やフォーカスグループからの一次データは開発者にとって価値の高いものです。二次的な報告書や第三者の研究よりも具体性が高いためです。ターゲットオーディエンスのベースラインを特定したら、デジタルマーケティングのチャネルを利用して、同ジャンルのアプリに関してユーザーに調査行うことができます。

うまくいくテクニックの1つがアプリの市場調査の質問への回答に対して、仮想通貨といったアプリ内でのリワードを提供することです。例えば、Tapjoy’s MobileVoice®は、Tapjoyオファーウォールの中にマーケットリサーチャーや広告主からのアプリ内調査を配信しています。ユーザーはリワード付きのアンケートを選択した後、アプリに関する市場調査の質問に答え、仮想通貨を受け取ります。このアプローチでは、開発者が必要な市場のインサイトを得られる一方で、ユーザーは費やした時間に対するリワードを得ることができます。市場調査は不可欠なものですが、膨大である必要はありません。このようなテクニックを心に留め、MobileVoice®のようなリソースを活用することで、開発者は最も価値の高いオーディエンスに関する新たなインサイトを得やすくなります。無料コンサルティングをご希望の方は、ご連絡ください

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